サーブって何?
サーブとは、トス(ボールを投げ上げること)してボールを打ち始める行為のこと
相手の影響を受けないで自分の思い通りに打つことができる唯一のチャンスです。速さ、回転、コースなど相手にどんなボールを打ち込むか思うがままです。試合だとミスして失点してしまうリスクもありますが、攻撃的なボールを打って得点するチャンスなので強気で打てるように普段から練習をしておきましょう。サーブが得意であれば試合で勝利しやすくなります。とは言え、卓球を始めたての人はまずは気楽に思うがままにサーブしてみましょう。
守らないといけないサーブのルール
守らないといけないサーブのルールがあります。主な注意点は次の通りです。
- 相手の準備を待つ
- 卓球台の後方から打つ
- トスの前に掌を広げてボールを見せて静止する
- 回転を掛けないで16cm以上投げ上げる
- 落下中を打ち、自分のコートで1回バウンドさせて相手コートにバウンドさせる
気を付けることが多くて困惑したかもしれませんが一気に覚える必要はありません。焦らず少しずつ身につけていきましょう。試合では審判から指摘されて失点することもありますが、点数を気にしない普段の練習では「練習中なので不正サーブになったらすみません」と伝えておけば大丈夫です。
練習方法
ラリー(相手と交互に打ち合うこと)を始めるときに自分から打ち始めるのであればそれは紛れもなくサーブです。何も考えないでサーブを打つのではなく狙いを設定してからサーブするようにしましょう。お勧めは「相手が打ちやすいところを狙って優しく」サーブすることです。相手がラケットを振りやすい「利き手側で肩より低いところにふんわりと」打ってあげるといいです。気遣いしながらも狙いがあるので上手くできたりできなかったりが起きるはずです。どうすれば安定して狙ったところに打ち続けられるか考えてみてください。まだ余裕があるのなら、相手が打つときの前後、左右、高さまで配慮してサーブしてあげてください。決して「相手が打ちにくいところに鋭いボールを打ってやろう」と悪魔になってはいけません。
コツとイメージ
僕が思うサーブのコツは「トスしてから打つまでのテンポ」だと思います。僕のサーブのテンポは「んーはい」です(笑)。「んー」でトスして「はい」でラケットに当てます。「いちにーさん」「ひょいっぱん」など自分がしっくりくる擬音語を探してみてください。冗談ではなくテンポと擬音語はサーブのコツです。運動していると息が上がり無意識でタイミングがズレてサーブミスしがちです。そのミスを防ぐためのお守りのようなものです。いつか試合に出たときにきっと役に立つはずです。
優しい目で狙って、優しいサーブを打ちましょう。